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創作の尊さ。「中村航の話」③


こんにちは。

ステキコンテンツ古川です。

今回も「中村航の話」の続きです。


オーディションで中村航作詞の「おたまじゃくしはおったまげ」を聴いた僕は、身体の中の眠ったマグマがいきなり活動を再開し始めたような、ぐつぐつと煮えたぎった何かが今にも噴き出してきそうな、そんな気持ちになりました。

まず、唄を自分たちでつくっていることがなにより魅力的でした。

ひょっとしたら、僕がバンドに求めているのは、そっちではないかと瞬間的に感じたのです。

演奏というパフォーマンスよりも、楽曲制作というクリエーション。

音楽を奏でるよりも、創ることの尊さに気づかされました。

そして、中村航が綴った歌詞に、僕は熱くなり、少し嫉妬したのです。

普段はプロレスの話とか、地元の話とか、仲間の下世話な話とかで一緒に盛り上がってる中村先輩が、内なる思いを歌詞というカタチで好き勝手に表現しているのが、たまらなく格好よく見えました。自分もやってみたい。

僕はこれをきっかけに、コピーバンドではなく、オリジナル楽曲のバンドを創ろうと決心しました。僕が2年後に芝浦工業大学を中退してしまい、コピーライターの学校へ進むことなったのは、おそらくこの日のせいなんです。。


オーディション後の1年後期、僕は「人間発電所」というバンドを組み、メンバーと一緒にオリジナル曲を月1~2曲くらいのペースで作っていきました。

メンバーは何度か入れ替わり、僕が2年生になった頃に安定し、この頃はオリジナル楽曲も十曲以上になっていました。

タイトルだけ並べると「ピラニア帝国」「盲導犬G」「ビッグオクトパス」「ロマンシングアンモナイト」「三本足の銀狐」などなど。。。この動物や生物をモチーフにしたヘンなタイトルは、間違いなく「おたまじゃくしはおったまげ」を意識したものです。

歌詞の内容は今振り返ると恐ろしいほどパンクで、恥ずかしくてとても紹介できません。。。若気の至りです。

あと、バンド名も「人間発電所」から「新生命」という名前に替えて、尖った感じを出したつもりだったのですが、実際はすべっていたと思います。。

でも、このときに歌詞作りで四苦八苦したことが、後のコピーライターとしての仕事に間違いなく役立ちました。

結局「新生命」というバンドは僕が大学を中退した後もライブ活動を続け、4~5年は続いたと思います。渋谷のエッグマンでよくライブをやらせていただきました。


あ、すいません。中村航の話から逸れていましたね。

でもこの時期、僕は自身のバンド活動に夢中になっており、大学1年の頃のような濃い付き合いはなくなっていました。

僕も彼もそれぞれの道を歩んでいて、再びたむろするようになったのは、お互い社会人になってからでした。

(続く)